スキーマ
自動販売機で選択ボタンを押すとお気に入りの商品が出てきますが、
人間の場合ある現象に対し、どのように反応するかで結果が決まります。
例えばネガティブに反応すれば→ネガティブな結果になり
ポジティブを選べば→良い結果が得られます。
(単純に考えてです)
人はこの選択を習慣的に行っています。
その反応の仕方、選択の仕方に、その人なりのパターン(⇒人生脚本)があります。
つまりある鋳型(図ではスキーマになっています)により決まるという事です。
そのパターンが否定脳に結びついている場合があります。
スキーマ:習慣的に固定した思考行動様式
この例で肯定的な鋳型をもっている人は良い結果になりますが、
否定的な鋳型を持っている人の場合は、
「自己破壊的」に墓穴を掘っていきます。
こういう場合は、このままでは、救いようがありません。
自分の思考の癖を自覚することで自分を救う道が開けます。
何かの状況に対し「自動思考」をどのよう働かせているかにより結果が決まります。
一番目、悪いのが「どうせうまくいかないだろう」という自己処罰。
二番目、他罰、人のせいにする。
三番目、思い込み「人はこう思うだろう」
四番目、決めつけ「自分はダメだ」「人が悪い」
五番目、良いかよいか悪いか、はっきりさせないと気が済まない。
こういう思考の癖が悪い結果を招きます。
これらが自分を苦しめる結果を招きます。
その他には、人より常に優位に立たないと気が済まない主客転倒型、
人が付いてきません。
行動科学における「3の法則」では
・3日間続けば継続力がついてくる
・3週間続けば習慣になってくる
・3か月間続けば結果が出てくる
※習慣は慣性の法則で持続性を持っている。
親に壊された心の治し方から転用してます
ある出来事は、自動思考により、型通リに解釈されプラスにもマイナスにもなる。
スキ-マのチェックシート
①白か黒かの決めつけをする。
②どんなことも同じと考える。
③欠点や悪いことを考えがち
④良い事も否定したり無視する
⑤人に対して決めつける。
⑥相手の言動を誤解して悪い方にとる。
⑦自分の欠点を気にしすぎる。
⑧理性よりも感情的判断を優先する。
⑨間違ったあるべき論。
⑩なんでも自分が悪いと考える。
スキーマ療法ワークブック