説得の方法
物事を成し遂げようと思うとき、乗り越えなければいけない壁の1つは説得、説得について考えたことがある人、経験のある人と、そうでない人とでは、
当然、差が出ます。
そうでない人が説得する場合は、プロとしての感じはありません。
占い師が説得方法を習う例はまずないです。
褒めるだけ、くさすだけの間違ったテクニックは、ありますが、
心理カウンセリングでは説得する事自体が初めからご法度です。
説得の要件
①相談者の置かれた状況を瞬間的に理解できること、
これは知識では得られません。
体験して相談者の背景、状況を理解しないと「的外れ」になります。
この前提条件を考えず、一方的に説得のパタ一ンを選択する人がほとんどです。
例えば、主婦なら主婦の感覚に合うような話が必要です。
②中身は正論でも表現は正論でない事、説得には感情的理解が伴うからです。
③一般論でないこと。
その辺の誰しもが言うことでは、相談者は相談に来ません。
プロの視点、プロらしい表現技術が求められます。
④あるべき論や理想論でないこと
それができれば苦労は無いというのが、相談者の心理状態です。
⑤理論でないこと、
1番良くありません。
⑥相談者に我慢を強いることがない事
我慢を強いるのは、最後の手段です。
⑦ダメ出しをしない。
相談者を非難しない、責めない。
⑧第三者的立場で、客観的に、
受け入れられやすい。
⑨「何々されたら良いと思います」と言うような主張のはっきりしない言い方はタブーです。
表現はソフトでも主張は明確に。
⑩例え話を使うこと。
これが1番有効です。
⑪何より温かさが必要です。