説得の方法

物事を成し遂げようと思うとき、乗り越えなければいけない壁の1つは説得、説得について考えたことがある人、経験のある人と、そうでない人とでは、

当然、差が出ます。

そうでない人が説得する場合は、プロとしての感じはありません。 

占い師が説得方法を習う例はまずないです。

褒めるだけ、くさすだけの間違ったテクニックは、ありますが、

心理カウンセリングでは説得する事自体が初めからご法度です。

 

説得の要件

相談者の置かれた状況を瞬間的に理解できること、

これは知識では得られません。

体験して相談者の背景、状況を理解しないと「的外れ」になります。

この前提条件を考えず、一方的に説得のパタ一ンを選択する人がほとんどです。

例えば、主婦なら主婦の感覚に合うような話が必要です。

中身は正論でも表現は正論でない事、説得には感情的理解が伴うからです。

一般論でないこと。

その辺の誰しもが言うことでは、相談者は相談に来ません。

プロの視点、プロらしい表現技術が求められます。

あるべき論や理想論でないこと

それができれば苦労は無いというのが、相談者の心理状態です。

理論でないこと、

1番良くありません。

相談者に我慢を強いることがない事 

我慢を強いるのは、最後の手段です。

ダメ出しをしない。

相談者を非難しない、責めない。 

第三者的立場で、客観的に、 

受け入れられやすい。

「何々されたら良いと思います」と言うような主張のはっきりしない言い方はタブーです。

表現はソフトでも主張は明確に。

例え話を使うこと。 

これが1番有効です。 

何より温かさが必要です。