禅の大家、鈴木大拙の生き方

禅を世界に広めた鈴木大拙(1870~1966)は九十五歳の長寿。
英語の著作が多く、国際的に名声は高まり、八十歳で再びアメリカに渡り、

八年間にわたって アメリカ各地の大学で禅を講義して回わり、

仏教の世界的な権威となり、世界的な禅ブームが起こした。
九十歳の時に、インドで講演、九十四歳で、またまた渡米して

ニューヨークに滞在し、帰途にハワイ大学での国際会議に出席した。

 

その大拙の口癖は、「仕事こそ人生なり」

「死を恐れるのは、やりたい仕事を持たないからだ、
やりがいのある、興味ある仕事に没頭し続ければ死など考えている

ヒマがない。


死が追ってくるより先へ先へと仕事を続ければよいのである」
大拙の晩年の秘書は、鎌倉に建てた松ケ岡文庫、丘の上にあり、

百五十段以上の石段を日に何度となく昇降した。

 

大拙は、毎朝六時半頃に起きて夜は、十二時か十二時半頃に就寝。

その間、ほとんど執筆活動に専念。健康法は毎朝の冷水摩擦。

それ以外は、決まった日課はなかったが、家の中で二階に上がったり

降りたり、庭を歩きまわり、それがよい運動になっていた。
食事は、朝はパンとオートミールに紅茶。昼はおかゆと軽いおかず。

夜食は、なんでも食べ、肉料理や中華料理も。

腹八分目が基本。 鈴木の人生観は、常に前向きであった。

 

「移り行く時間、そのほかに永遠はない。

永遠は絶対の今である」

 

問題が起きても決してそれを恐れられない。

真正面から解決しようとする。

決心実に早い。ちっとも年寄りぶらない。


いつも新しいことに興味を示す。

新聞や雑誌で、いつも最近のことに関心を持つ。


生きがいに没頭し続ければ死など考えているヒマがない。
   
一歩一歩、歩いていけば、それが終局になる。

「生き甲斐」こそが最後まで行くエネルギーとなる。

注釈(晩年、自分の存在感は、自分で探さなければいけない、

趣味だけでは、満たされないものがある


名言
✖ バカな奴は、単純なことを複雑に考える。

(自分には、むつかしいという先入観が、無意識にそうさせる、

教えてないことまで、考える習性がある)
✖ 普通の奴は、複雑なことを複雑に考える。

(本質よりも、枝葉に興味を持ちたがる)
〇 賢い人は、複雑なことを単純に考える。

(結論から全体を俯瞰する)

 

 (前坂俊之オフィシャルウェブサイトより抽出、編集)