運命の扉を開く考え方-2
◆成功と失敗のサイクル、プロの考え方──────
ビギナ-ズラック(初心者の偶然の成功)は失敗への誘惑。
素人=偶然の成功を期待する。
「自分ならなんとか出来る」という慢心が失敗の元。
最初から「よしやるぞ!」というポジティブ思考の者は、
失敗の可能性が高い。
成功体験が災いし、リスク感覚が後退すると、
あとで過大なリスクを抱える。
「必然の失敗」を経験すると、不幸、不運と自己暗示をかけ、
さらに不運に拍車をかける。
プロは、知性と努力によって偶然を、いかに必然に導くか
ネガティブに反省し、冷静に挑戦し努力する。
好調時:プロは不調の始まりと理解、自己調整。
素人は「期待過剰」に陥り失敗を招く。
プロは、好不調にかかわらず継続的な努力をする。
素人はその都度一喜一憂する。
例:イチロー、歴代最多安打記録を達成録を達成しても、
彼のコメントは冷ややか、「別に目標としていなかった。」
◆失敗と成功の分かれ目 ──────────
有名なプロゴルファ-やイチロ-は常に基本に戻る。
人生はすべて機会である、思い切りと行動で、機会を逃がさないこと。
成功できない者は、先伸ばしと優柔不断、永遠の準備(後述)で機会を失う。
1の事しか努力していないのに10の事を望んで成功するはずはない。
何事も“反省”と勉強なくして成功は有りえない。
大半の者が時間の浪費(形式的努力)知識も経験もなく未熟のまま
欲だけで夢を描いても無駄。
悪い兆候を見逃し続ける甘さ、私情移入、勇気のなさが失敗を招く。
◆失敗の要因
私情(好き嫌い、思い込み、欲、プライド)
情報不足(勉強不足)不手際(経験不足)
おごり、ゆるみ、急ぎ(準備不足)迷い(自信のなさ)
怖さ知らずの欲望、過剰期待、 依存心、過剰反応、遅れは、失敗の条件。
頑迷さ、頑固さがこれを助長する。
失敗も成功も過去は一気に捨てる。しがみついていては没落する。
揺らぐ事なく、動ずる事なく見極め、ただ今日成すべき事を、実践すべし(原子仏教)
停滞は死である、常に挑戦的に行動しなければ、衰退していく。
開放系(新陳代謝、自己開拓による発展の持続)か、
閉鎖系(努力なしのじり貧)か。
辛抱強さや、冷静さは知能指数よりも重要(バフェット)。
人間のやることだから失敗はある、だが、
失敗の処理に失敗するな(ケインズ)
失敗をくり返すのは、自分の弱点のせいである、
自分自身の問題点を正さねばならない 。
運命は、性格の中にある必然である。
◆不確かな事に対する予知の確率を高め不幸を防ぐには
吉当てよ!気働き(心を使う)知(頭を使う)足を使う、
手を惜しまない、予測する。
認知的節約(努力をしないで安易な思い込み)をしない、間違いの元。
当たり前の原則(当たり前の事を当たり前に行う)を守る。
広く社会の変化や事件に毎日注目し、その原因や背景、
リスクを知る努力を怠らない。
日常起こる様々な事柄に対し、広く関心と興味と「疑問」をもち続ける。
より確率の高い、信じられる事を積み上げ(研究)
「にせ物」に対する判断力を養う。
白黒のつけられない物事は、より常識的、一般的、客観的な考え方で判断する。
物事を突き詰めていく考え方により観察眼をつけ、安易に権威や流行に依存しない。
頭と心はいつも鮮明にして「気を充実させる」、知性より感情が先行すると誤る。
日常の安全行動を心がけ、不安全行動をしない。
通俗的なもの、不確かなもの、まがい物に惑わされないように注意を払う。下記参照
★リスクから身を守る為の努力を怠らない。
予測できない不運や、不慮の災難にあっても、勇気をもって転身し、健全に対応する。
例:B’Z の稲葉は、夏でもビ-ルは飲まない、鍋物をよく食べる。
松本は、エヤコンの風に当たらない(NHK創作の舞台裏から)。
バレリ-ナの森下洋子は、60代になっても1日4~5時間の練習を欠かさない。
飛行機の中で(ファ-ストクラスで)もレッスンをした事がある。
小澤征爾は、毎朝5時に、楽譜の勉強を欠かさない。
賢い経営者はチャンスに果敢に挑戦するが、リスクは常に最悪を予測する。
不安感を持っている人は、周囲に否定的な感情をまき散らします、その影響を受ける人は「不幸予備軍」の人です。安易なその場だけの安心感に逃げ込んでいるうちは問題は、
解決しません。常に問題に立ち向かっていく勇気を持つことが本当の開運です。
◆やる気を起こすには───────────
1 遠回りしでも、課題に近づいていく、まず1歩から。
自分の好きな方法で、まず行動を起こす。
頭で考えず、手や足を動かす。
2 自分に負荷をかける:人前で宣言する(アファミ-シャン:自己宣言)。
小さな目標を少しづつ達成していく。
3 自分を常に刺激する:情報の刺激を求め、見聞を広める。
4 朝から1日の課題を習慣化して毎日実行する。
5 自分の機嫌のとりかたを工夫する:時には休む。自分の癖をうまく利用する。
6 孤独になる。わずかな時間の空きを活用する。
7 体調を整える:だるさを解消する。ビタミンBの補給を。
8 朝、卵、ハム、チ-ズなど動物性たんぱく質を摂る。
朝、光を浴びる。起床時、背伸び、ストレッチ。
起床時、首を横に振る(やる気ホルモン、ノルアドレナリンの分泌)。
9 夜更かししないで、自律神経の調整に心がける。
10 肝臓の疲れに注意、冷やさないように。
11[各種、快感ホルモン]をバランスよく排出させる。
脳内ホルモンのセロトニンを増やす栄養を補給する、
卵、バナナ、大豆、チ-ズ、B6(豚肉)。
呼吸法を続けるとセロトニンが増えて、プレッシャ-に強くなる。
幸福感、安心感、ときめき感を求め、神経細胞を増やし、
エストロゲンを分泌する。
何かに夢中になる、踊るアホを選び、快感、興奮を増やす。
美味しい、すてき、きもち良い、おもしろいを増やし脳の扁桃体を
「快」の状態にしておく。
「快」の状態をさらに作り出す工夫をする。
好き、愛しているという感情を高めると、快感ホルモンが出て、
やる気ホルモンが出る。
◆進展のない人─人は正しい目標を失うと「偽りの目標」にはけ口を求める。
失敗をくり返す、矛盾したもの、不明なものに興味関心をもち、疑問をもたない。
世論、世間一般、大衆相手のマスコミの誘導に影響される、特殊事例、例外に興味。
無知の状態に安住、自己否定、常識の迷い、迷信、不確かなもの、詐欺事件に関与。
古いものに回帰、にせもの、まやかし、まがい物、暗いもの、汚いものに鈍感、、
不安感、何かに依存。雑然としたもの、喧噪の中ですごす。取りとめのない雑談。
亜流への執着(判断力をなくす)。成長しない人と付き合う。
◆メンタルタフネス(精神力の状態分類)色の好みとの関係
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黒を好きな色の1番に選んだ人は、何ひとつとして本来あるべき状態になっていない。
現状に不満であり、多くのことが自分に要求され過ぎていると感じている。
自分の意見に固執して、他の意見を絶対に許さない。
この抗議の気持ちから反抗、放棄したいと思い、賢明さを欠く無謀な行動をしがちで
ある。
否定を表し、断念や究極的な降伏と、放棄を表している。
1~3番に選んだ人は、極端な性質をもった、代償的行為を引き起こす。