どういう時にあきらめるのですか?

 現代医療では治療が難しいとされた重い障害や難病の人たちの身体機能を改善・再生させるために研究を続ける筑波大学大学院教授、山海嘉之(さんかいよしゆき・55歳)。

  家に帰るのは深夜2時~3時。明け方まで仕事をする、家で寝るのは年に1回。
パソコンは10台、「あきらめることはないですか?」という質問に、「どういう時にあきらめるのですか?」という答えが返る、研究には何万回もテストの繰り返しを行う。
プロフェッショナルとは、自分が達成したことを乗り越えさらにチャレンジすること。
 (NHK)
  山海が世界で初めて開発したサイボーグ型ロボットスーツ「HAL」は、人が動こうとする意志をロボットがキャッチし、手足を動かすことができる、文字通り「意志で動かせるロボット」。脊髄損傷や脳卒中などの患者がリハビリを行うのに有効とされ、既にドイツでは保険のおりる医療機器として実用化され、世界から熱い注目を浴びている。