タロットの鑑定事例

病後、仕事に復帰する人がタロットの鑑定を受けての不満、

占者は、相談者が、心配事は「健康」と答えると首をかしげていました。

健康の質問に困ったみたいです。

 

「隠者のカードの逆位置」が出たので

「再就職しても以前の知識が通じないかもしれないけれど謙虚に教えてもらうようにストレスの無い生活をしなさい」と、このふたつを何度も何度も繰り返しました。

 

この点が不満ということです。

正論ですが、こんなことは聞く必要もないことです。

 

※隠者のカードは、自分本来の姿や願望を思い出すことや、物事の真実や核心に迫っていく過程を表す探求を意味します。

 

逆位置では、真実が見つからず混沌とした状況が続くことや、自分自身を見失ってしまうことを意味します。

このまま基本を述べたほうがましでした。

依頼者は、悩みを持ってくるので占者は、ネガティブなカードに対する解釈をしっかり待ってないといけません。

 

少なくとも、モチベーションを与えないと、意味ありません。

「状況は変わってるけど、あなたの出番がまた訪れます。

体をいたわりながら、チャレンジの方法を考えましょう」と、

相手のタイプを見極めて話せば満足して帰ります。

 

いずれにせよ、ネガティブな内容に対するアプローチ(説得、動機付け)は、

あらゆる角度から説明できるので、経験、知識の見せ所です。

 

そういう意味ではタロットは面白い世界でが...

意味だけ述べればよいという指導を受けた占者は、これができません。

古典的解釈を探求するのみで、モチベーションなど関心外です。

占い師というのは時代遅れですが、当事者の自覚は全くありません。

かわいそうに!

 

人生の考察ができていない者がカードにロマンや神秘性を感じて占っていると良い鑑定はできません。

 

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隠者の逆位置が持つ意味

消極的・悲観的・保守的・劣等感・閉鎖的・人生での

迷いや思い込みで目の前のことが見えずに本来の目標や意義を見失っている状態をあらわしています。

今、小さいことにとらわれていませんか?

より高く大きな視点で物事を見つめなおしましょう。

物事を客観的に見ることがでれば、問題解決の糸口も

見えてきます。

また、周囲の言動にも影響されやすく、劣等感を感じたり悲観的になったりネガティブな方向に落ち込みやすい時期です。

良い情報や刺激を受けられるように、ひとまず落ち着いて自分を見つめなおしましょう。

そうすれば必ず正しい道が見つかります。