不安、ストレス、トラウマを乗り越える

ちょっとした事があると昔の事を再現する悪い夢を見ます。

アメリカ兵が、戦争から帰って戦争体験で傷ついた心を癒せなかった為に戦死者の5倍近く自殺しています。

人はネガティブ感情を感じやすくできていますが、どういう体験をしても生き延びる人もいます。

何が違うのでしょう?

ストレスを人にぶつけるか? 内蔵するのはよくありません。

他人にぶつけるというのは良くないので、人以外のモノを叩く

(ドラム、太鼓、段ボール)

声を出す(人に聞こえない様に)つまり捨て所を探す。

または、文字表現、筆記表現法

 

人は事実によって影響されるのでなく「その解釈によって影響されるという事であれば」考え方を変える方法を選ぶ。

「マインドセット」で捉え方を変えてみる。

これが日常的なことに対してであれば、

過去を振り返るな、未来を追い求めるな。

過去となったものはすでに捨て去られたもの、一方未来にあるものはいまだ到達しないもの、

そこで、今あるものをそれぞれについて観察し左右されずに動揺せず、それを認知して増大させよ。

(原始仏典、哲学、心理学)。

「即今即所」「今ここで」

「Here and now」今を大事にする。

過去に対する尊厳と未来に対する恐怖を取り去れ。

「済んだ事にくよくよしない、未来は神に任せる」(ゲ-テ)

 

意識しないで頭を休める方法が静的な「マインドフルネス」禅は「不立文字教外別伝」といって文字や理論では教えません。

なのでほとんどの人は摩訶不思議の世界ととらえます。

これを明確にしたのがマインドフルネスです。

 

動的な考え方はネガティブ感情が出てきたら、禅の言葉の「前後際断(ぜんごさいだん)」切り捨てよ!

切り捨てるというのは、私の場合、悪いイメージを感じたら自分の手のひらを叩きますなどです。

以上がわかる様になるには数十年かかっています。

 

トラウマを心理学ではどう解決しているのでしょうか?

専門の先生という触れ込みの先生に期待しましたが話さないので質問しました、数秒で答えましたが、

ネガティブなイメージが出てきたら、

それは現実とは異なる、今の事ではないと繰り返し暗示をかける。

この繰り返しという事です。

 

ストレスに強い人と弱い人との差は何か?

まじめさも必要、従属性も必要、しかし、それだけではつぶされます。

世間の心配事は恐れる事から恐怖に打ち負かされ、拡大する。

恐怖に対しては立ち向かうこと、コントロールなしで、気力-怒りのエネルギーが必要。

人は、闘うことで変われる。

 

山本耀司デザイナーは小学校の頃は喧嘩に明け暮れ殴られ気絶して2時間くらい倒れてた事もあると書いています。

(喧嘩を勧めているのではありません)父親を戦争で10歳ころ亡くし怒りの

エネルギーを感じたと言っています。

これが生きる原動力になっています。

 

建築家の安藤忠雄も同じく、有名人のほとんどは子供の頃よく喧嘩し遊んでいます。

子供の頃は遊びで胆力と生きるエネルギー、非認知能力を養う時期です。

小学受験の子が絵に黒色しか使わなくなったという話もありました。

 

エゴグラム分析をした場合、生きるエネルギーのない人は全体の得点が低く現れます。

 

体調が悪いのは自己否定感からきます。

事故を起こす前に不幸感を持っています。

その人が「成長欲求」に向かっているか、「退行」に向ってるかにより物事のとらえ方は変わります。

それは生きるエネルギーを持っているか否かで変わる。

同じ体験をしても苦しみと感じるか、

喜びと感じるかに分かれます。

苦しみが将来約に立つと思えば楽になります。

 

刺傷事件の犯人の様な他人に危害を加えるパワーを持った人物と、自分に支障があっても自分を奮い立たせるパワーを持った人物と比較して何が違うのでしょうか?

相模原障害者殺傷事件、西鉄バスジャック事件、元農水事務次官長男殺害事件の長男など、これらの者達のパワーは

「憎しみを持った他者への反抗心」後者は「自分に対するモチベーション」

前者は、家庭環境に問題があり、後者は、貧乏であっても家族に恵まれている。この違いです。

性格に偏りはあっても家庭環境というバックアップがあれば、他者に向かって暴れることはないでしょう、バスジャックで大きな傷痕が残る傷をおった山口由美子さんは「彼だけが悪いのではない居場所があれば事件は起きなかった」と思うようになった

少年は、不登校で高校を中退。

家庭内暴力が悪化し、療養所に入院していた。事件は屈服し押さえつけられた自分の苦しみの爆発です。

安全、安心を得られる基地としての家庭、親、またはそれに代わる居場所が、人には必要です。

 

ストレス耐性の作り方リンク先