人間をどうとらえるか?

心理学では、

「自我」とは状況に合わせて適応する特に意識レベルのこと、

「自我同一性」とは、ぶれない自分を形成していく事、

「自己実現」とは、意識と無意識の両方を統合し、より全体的な自己を

形成していく過程。

「自己の確立」とは、自分の生き方に自分が責任を持つことですが、

フロイトやユングが定義した理論は「あるべき論」が中心ですが、

 

精神医学では己とは「邪悪性を知ること」

人間は、破滅的な生き方や否定的、

ネガティブ思考に走りやすい存在です。

 

仏教では中心となる「我」はないと言う説です。 

実際の人間像は、すべての事柄を自分に都合よく解釈し、自己満足に振り回され、自己中心的な考え方をしているのが、実際の人間の実像です。

つまり、仏教で言うように、理想的な自我と言うものは、存在していないと見る方が

現実的で実際的ではないでしょうか?

この実像が、様々な問題を起こしている原因で、自分をより良くすることができないのです。

 

このように、実態を直視することがまず第一歩ではないでしょうか? 

仏教では日々変化変わることを前提としているのに、やる気がない人は変わらないことを求めます。