父親の無力化、教育環境

父性不在、子供への影響

多くの人と交わる社会体験が不足、

他者が存在しないので、

子供は「唯我独尊的」になり、

これが原因でさまざまな問題行動に

エスカレートしていきます。 

 

引きこもりの親の特徴

親に不安傾向があり、自信がなく、自罰的で子供に、安心感や存在感を与えられない。

 

母親がいつまでも、子供を仕切ろうと未熟さを内包する信念を持っている。

両親は、高学歴で、まじめで、やさしい。

 

父親が子に無関心。

 

現代は、以下が不足しています

声が枯れるほど、よく泣き、よく笑い、野原を

縦横に走り、よく食べて、よく眠って身も心も

全開にして感情の発散する、この子供時代の経験

が“生きる力”を養います。 

 

最近の子供の特徴は、実体験に乏しく現実感が不足

して幼稚で、幼児期に養われる“生きる力”を持って

いないのが特徴です。

 

特にテレビは実体験を阻害します。

テレビゲ-ムで長時間遊ぶ子供ほど暴力的に

なります。

 

テレビは実物でないので五感が育たず、受け身で

意思への働きかけがなく、画面変化が早くて模倣

できない、リアル感がなく想像性が育たなくて、

児には、弊害が多い媒体です。

テレビは、親の語りかけのない状態で一人で見せてはいけません。

テレビや、テ-プより、対話するほうが言葉の理解は、豊富になリます。

 

「手塩にかけて育てる」( 手を抜かない)目をかける

ことは、教育の原則です。

 

現代は、要領よく生きる脳が重視されすぎて

  「強く生きる脳」が弱いままです。

 

1日1回は、汗をかくような、PQ(社会的、感情的

知性の統合)を発達させる体験が知育教育の機軸です。

 

「自然などの遊びの空間」

  遊べる空間は、20年前の1/10に減っています

  今の学生は感情が熱くなる事が少なく、さめて

  います.。

 

  生きているという、生々しい経験をもたないと、

  破壊、衝動的な感情表出しかなくなります。

  これが「学校破壊」に結びつきます。

 

「家族と会話する時間と空間」

   行動と、感情の制御をする脳の前頭前野を鍛える 

   には、母子間、家族の会話がポイント。

 

 家のつくりも関係します(住育)。

 今、テレビの「エチカの力」で放送中。

 

「近隣の人や友人などの仲間とすごす時間

 と環境」脳を鍛えるには、声を出す、人との

 コミュニケーションをすること。

 

 

9才で大学生になった子をもつ親の教育法

 (「僕9才の大学生」(祥伝社))

1、出来ない事を無理にさせない。

2、同じことをくり返しやらせない。

3、ミスを、つつかない。

4、勉強の目的を明確にする。

5、IQが高いだけでは、無意味な人生を送ること

     を教える。

 

★  反抗などした事のない、[ おとなしい 「いい子」]

   は思春期、社会人になる過程で、不適応を起こ

   します。参考文献:

   「人生の悲劇はよい子」に始まる」(フォー・ユー)

 

自由な発想、感情表現、積極性を押し殺して親の

期待にそうような自己束縛をした子は、心の怒りが

体の反応となって、衝動的な行動としてある時に、

爆発する可能性を秘めています。

(交流分析のセミナーより)

 

 ( 例、家庭内暴力、警官、教師、大学教授の破廉恥

   行為など)

   ※青年期の「うつ」は暴力を伴うのが特徴。

   ※事件を起こした子は、教師に反発する事など

   全くない、几帳面な子だった。

  (よくテレビでおとなしい子だったという教師の

   会見があります)。

 

 ※息子の家庭内暴力で息子を殺した父親は、感情

    を押し殺した内向的な性格だった。

 

 

 

----------------問題児----------------

 3F行動

 1、Freeze、引きこもり、登校拒否。

 2、Flight、家出。

 3、Fight、暴力。 

 

 子供の不満や怒りの原因を聞いてやることにより、

 成績に対し良い影響をあたえる。

 

 ”問題児”は「自分の言う事を親がはじき返す」

   と言うのが子供が受ける実感です。

 

 最近の子供は、心のもやもやを周囲に表現でき

 ない内閉性と「病的な攻撃性」をもっています、

 ※これは危険なことです。 

 

子供は、家庭や親の保護という「安全な自分の逃げ場」ががないと、反社会的になリます。

 

問題児にとって「安全な自分逃げ場」とは、

親の干渉のない深夜、これが生活習慣を壊し、引きこもりの原因に。

  (引きこもり対策のセミナ-より)

 

※3~12歳に「叱られた経験(脳の訓練)」  がないと、子供は問題行動を起こします。

 

※小学校1~2年は、衝動的行動と、善悪の折  り合いをつける重要な分れ道です。

 

  周囲の目を気にしない行動を起こす子は、

※厳しさの不足によるPQ(社会的、感情的知性の統合)の不足、知性障害。

ex: 再近の成人式で暴れる未成熟な成人。   

最初の子は、親真似をする傾向が強く、独断的で支配的になり、下の子は型破りで冒険的になる傾向があります。 

 

ストレス耐性をもつ子を育てるには

「母性的な母」に育てられると、子供の体内の  セロトニンの代謝が増えてストレスにうまく対応したり、成人後、階層の上位になれます。

「セロトニンの重要性」特に現代社会において!

セロトニンは、衝動を抑制する作用があリます。  セロトニンの代謝が悪いと、急にキレたり、衝動的な行動をする子になります。

 

  セロトニンが不足した母親は、うつ的で

「母性愛が弱く」、満足な子育てができません。

朝の太陽の光はセロトニンを増やし、体内時計を調整します。

 

社会性(生きる力)を養う事の重要性

  恐いおやじ、近所のおばさん、厳しい先生、ワルガキにもまれ、遊びの中で、けんかをして仲直りしたりして、人間関係の機微、生き方の原則を学び、自然の驚異など、厳しい社会環境との対応の経験が、前頭葉の発達に役立ちます。 

 

前頭知性(PQ)とは

知性の中でもっとも重要なのは、社会性や、人格を作る、前頭知性(自我)。

自分の感情を  コントロ-ルして、社会関係をうまく処理し、前向きに生きていく

 

 「思春期」

早ければ、小学4年から、一般的には14歳から20歳。

親と距離をおこうとする、自立感の表れ。

小学校4年生から、「くそばばあ」という表現をします。

 

※問題といわれている小学校4年生も、対処の  仕方で、可能性拡大のチャンスです。

 

※親は、14歳からは子育ては終わったと考え  るべき。

子供には、徐々に、大人である事の証明をしようとするプレッシャーがかかる。

 

★親が、まだ子供であることを証明しようとす  るほど、反発する。

子供の趣味をけなさないで、理解する、価値観を肯定する。

 

友人を評価しないと、( 自分を批判されたと思う)。

男女の協力関係や役割を教える(異性に対する学習期)。

 

命令され、批判されるほど、自分の自信を無くす、勇気付けることが必要。

自信がないと、自分を閉ざす。自己肯定感がないと”荒れる”。

 

※本当の勇気をもっていない時に、大人の悪い  真似をしたがる。

 

★問題を起こす子の問題は、子供の時の甘やか  し、無視、身体的欠陥からくる。

 

登校拒否の問題は「学力」、80%は社会復帰。これを過ぎると、引きこもり。

 

「引きこもり」まず、今の状態を肯定し、共感  する。

そして自己否定のゆがみを正す。

 

手紙による相談、東京都国立郵便局私書箱11号。ティンズポスト。