五星、三心

素人が飛びつきやすいタイプ論
著者の名前が売れてるからということで他に選択肢を持たない人たちが、
衝動買いして古本屋へ直行する本です。
五星
「五行」(木、火、土、金、水)これ自体、役に立つ占いではありません。
算命学、四柱推命も使っていて役には立ちません。
三心
「三才」の事、本来の、天地人を、天、地、海と変なアレンジをしています。
この分類自体、名前だけ大した意味はありません。
天……精神的欲望:時を刻み、自然と方向を指し示す(羅針盤座⇔時計座)
自然や時は無関係です。
地……物質的欲望:育て、学び、土台となる
物資的というより現実的、それ以外は、無理があります。
海……肉体的欲望:生命の源となり、延々と復活する
本人の勝手な解釈で本来の意味を逸脱しています。
9種類に分類
大まかに9種類に分けていますが、こんな単純な意味ではありません。
しかも、2種類を一つにまとめるのは、無理というより無茶です。
1、2・自我欲:自分を中心に考えたい
1の意味で、2は全く関係ありません。
3、4……食欲・性欲:楽しみたい欲
意味も適切でなく、
4の意味は全くありません。
5、6……金欲・財欲:得をしたい欲
肝心な意味が抜けていて
6の意味はありません。
7、8…権力・支配欲:上に立ちたい欲
これだでは物足りません。
8の意味で7の意味ではありません。
9、0……創作欲:才能を発揮したい欲
9の意味もかすかにという程度です。
0は、まったく無関係のつけたし、仕方なくつけたという感じ。
以上を見てもあまりにもアバウトで、大雑把なものです。
タイプ論の分け方は素人向きですが、
基本的に無理があります。
同じタイプでも詳細は異なってきます。
陰暦がベースなので月日の予測はできません。
買った初心者は自分のことがわからないので、簡単に信じる人もいます。
これが、占いの玉石混交の実態です。
単なる石ころ同然の占いです。