塾批判、家庭教師、学校への対応・他

塾批判

塾、家庭教師について、なぜ、絶望的な場面を迎えることになるか?

その日、その日の成績を高める事を目的にした即効主義の塾。

家庭教師は使い方を誤ると「百害あって一利なし」学校の授業を散漫にする。 

”追い稽古”の場である、塾など学校教育以外の場所が一番重要な ”情熱”を

欠いているのが現実。 

使命感に燃えた塾、家庭教師は、そう”ザラ”にはあるはずはないと、

考えるのが賢明な判断、その恩恵に、よくすることができれば幸運。

 

塾その条件は 

1落ちこぼれをつくらない「独特のカリキュラム」を持っていること。

 サポート体制。

2生徒に勉学の情熱を醸成させることができること。

精神面に触れることができる時間的余裕。

本来は、塾が悪いのではなく学校が十分わからせていない事に問題がある。

 

教師のアルバイト

教える能力のない者がいた。 

塾、家庭教師の本来の役割は「勉強に対する姿勢を教える」場である。

家庭教師は、兄さん役、姉さん役、社会教育の手引き。

そう言う努力をしようとしても、親の関心がないとやりにくい。{後述)

  

学校批判 

他律、かつ画一的な機構。

「懸命に努力することを罪悪と考える組織」

(公務員(市立以外)+文部省の影響下+教師という特殊社会)

この中で自律的に個人が伸びようとすると、矛盾が起きる。

これを乗り切るには、個別の考え方が必要。 

学校に要求するならば、怒るのでなく、説得、説明、懇願、交渉、交流など、

折衝に依存や、甘えがあってはいけない。 

「あるべき論」で、期待、依存をしないで、現実を変える努力をする。

(学校改革をする、できる教師も実在する)。

学校教育論は、外野席や評論家席に座ってからする。

ある親は、1週間たて続けに、校長はじめ各教科の先生と交渉した。 

 

親について、その現状

塾や、家庭教師をつける親は一見、教育熱心な親のように見える。

しかし、世間並みにやっててくれれば、それで良いと安易に考えている親が多い。

進学するなら、PTAの井戸端会議の一般レベルではなく、70人に一人の特殊な生徒に

なることを目指さなければならない。

冷静さ、賢明さを周囲に誇示しながら、その実、背伸びしている親が多い。

「学校事大主義」にあぐらをかく者もいる。 

 

子供の才能の差を克服していく方法

子供は、持って生まれた才能だけで伸びていくものではない。

いかに妥協なく、親子で突き進んでいくかが課題。

 

学校や、塾に依存しない、「親の真の愛情が子供を奮起させる」。

子が、親の意見、先生のアドバイス、塾などの外部の刺激を受動的に受けて、

支配されている状態は、自主的には見えても、それは「独立した自覚ではない」

 

塾も、家庭教師も、親も、独立した勉学への自覚や情熱を、いかに醸成していくかが

最重要課題である。

 

この視点なくして良策はない

「学ぶ意欲や、規律は、基礎、基本の反復から生まれる」

「知識より訓練」

単純計算や、音読がもっとも、脳を鍛える。

この毎日の継続した訓練、学校、塾以外のプラスアルファーが

『学力の根源』成否を決める鍵。

 

学習能力向上策

足し算のとき脳全体がよく働く。

お手玉のときや、音読みは、脳の前頭前野が活動。

毎日の反復学習が効果。

自己学習能力を養成すること。

読み、書き、計算は基礎学力を養う。

 

学校教育に対する親子の考え方まとめ

1 成績の節々の岐路に立ったときに、安易な道を選ばず、目前の利に走らず親も、

    子も、苦手な部分の修復作業に、耐えていくこと。

2 子供に対し、法外な期待をしないで、現実を把握する。

3 目先の成果に一喜一憂しないで、正常な判断を失わない。

4 子供を、せっつかないで信頼する。  

5 親は、子に干渉せず、過保護を警戒し、親と子の一線を守り続ける

6 親の子供の学習内容や学校の成績に対する介入は、百害あって一利なし。

7 無関心、手抜きは最も悪い。 

  

必要な生き抜く力

「自己肯定感」(自分はできる、可能性をもっている、何かに自信がある)

などは、生き方のポイント(小学校時代に形成される、一生の財産)。 

毎日の基礎学習+自己肯定感(存在感)+自己学習能力+貢献感、

親子、社会の共同感覚=生き抜く力。  

 

教育、日本の現状

古いデーターだが、 TOEFEL英語能力試験、日本は世界150位(マカオ、北朝鮮以下)。

読書に関する関心度は34か国中最下位。 

将来希望する社会になるか?(高校生対象の調査)、中国89%、

アメリカ64%、韓国63%、

日本35%。 31年前に比べ小学校6年で、主要4科目、千時間の減少。

中学3年間、主要5科目で、675時間減少。 高校生の、63%が授業がわからない。

学内暴力、中学34%、高校48%。 

 

世界トップの学校教育

OECDの調査では、フィンランドの学力が総体で世界のトップ。

教科書検定の廃止。学習時間の半分近くを総合学習(生きる力重視)に。

できる子もできない子もおなじクラスで教えあう少人数制。

全教員が修士(子供が一番なりたい職業)。教育学部は一番難しい。

教育実習半年間(日本は2週間)。

授業時間は調査対象の中では一番少ない。

国語力の強化。教育費の増額(GNP比日本の1、6倍)

本来教科書は分厚いもの、日本の教科書は薄っぺら。

 

 

もう一つの問題は

電話、インターネット携帯、交通手段の発達などで、身近な人との対人接触、

コミニュ二ティが破壊。

 「顔の見えない社会」が ”社会規範の衰退”社会的安全弁の弱まりから、

日常生活が突然破壊される

事件が続発する、という社会構造の変化が、昨今の事件の背景にある。

さかきばら事件等一連の事件は、

コミニュ二ティの薄い地区で起きている。