占的とは
占う目的
「的」や、航海における「目的地」のようなものです。
これから外れていては、どれほど優れた技術があっても導き出される答えは的外れに
なってしまいます。
相談内容に関して自分のわかる点や得意領域を課題から離れて長々と解説する習慣の
ある人がいます。
ちょっと、自信がついた占い師や、クセのある占い師。
占的の重要性について
1. 多様な解釈の内容を絞り込む。
2.占的が明確でないと
「本人の問題」なのか「周囲の問題」なのか判別がつかない。
相談者と相手や環境の因果関係が論理的に見えてきます。
3. 「当てる」から「解決する」へ
なぜ、占的を離れて話そうとするかは、当てようとするからです
単に予言するのではなく、相談者の人生を改善につなげるためには、占的が具体的かつ
質問された内容に限定する必要があります。
4.解決策
占い師は話す側、相談者は聞く側でなく占い師と相談者の「共同作業」であると言う
基本的な考え方が大事です。
占的を絞る作業は、占い師と相談者の間で行われる「合意形成=相談者の求めるものと
占い師が話そうとする内容」そのもので、ここが疎かになると、どれほど高度な内容を
話しても「空振り」に終わってしまう可能性があります。
特に、この「的」を絞る事は鑑定精度を高めることに直結します。
注意点
1.「占的」の範囲を厳守する
相談者が「Aについて知りたい」と言っているときに、良かれと思って「BやC」まで
答えてしまうと、相手にとっては「聞いてもいないことで不安にさせられた」という
不満に繋がります。
鑑定の際に、話す内容を限定しておくことで、余計な踏み込みを防げます。
(占い師は喋りたがる)
2. 「心理的ゲーム」に巻き込まれない。
相談者の中には、無意識に「自分の望む答え」だけを引き出そうとする心理的なパター
ン(交流分析で言うゲームの状態)を持っている者がいます。
鑑定者が相手の期待に過剰に応えようとする
「救済者」のポジションに立たないことが重要です。
必要以上にサービス精神を出して語りすぎると、それが「墓穴」となり、後で言葉尻を捉えられクレームになる原因になります。
3. 「否定」ではなく
「別の選択肢」として提示する、相手の期待を真っ向から否定するのではなく別の表現をする形をとります。
表現の工夫「それは無理です」ではなく、
「今の状況下で見ると、この方がよりスムーズに流れるようです」といった、伝え方に
徹する事で、感情的な反発を最小限に抑えられます。
4. 「沈黙」と「情報の引き算」
プロであればあるほど、多くの情報が見えてしまいますが、あえて「言わない」黙る事
ではなく、話の内容を変える選択も一つの技術です。
相手の受け入れ能力を見極め「今、この瞬間の相手にとって必要な分だけ」を切り出す
話す内容の引き算が、結果としてクレームを防ぎ、鑑定内容の価値を高めることになります。
「口は災いの元」と言いますが、鑑定における話す内容の抑制は、技術にのみ頼らない
大事なことです(しゃべりすぎない)
5.鑑定内容を自然に高める
淀みのない会話の中で質問を差し挟むことで、相手は「占われている」という受動的な
状態から、相談者が自然に「自分の状況を整理して話す」能動的な状態へ移行します。
この点は非常に大事です。
こちらがズバリ言い当てるよりも相手が口にした言葉の方が、本人にとっての
「真実味」が圧倒的に強くなります。
これは経験の少ない占い師が理解していない点です
6.「不一致」を未然に防ぐ
もし自分の確信と相手の認識にわずかなズレがあった場合でも、スムーズな対話の中で
の質問であれば、その場で微調整が効きます。
断定して「外れた」という印象を与える隙を与えず、常に正しい話を誘導し続けること
ができます。
7.注意すべきは
占的の内容以外に相談者が感情を受け止めて欲しい。
例えば、認めて欲しいとか、悲しみに寄り添ってもらいたいとか、ただ聞いてもらいたいとか、そういう感情的欲求をしっかり読み取らないと相談内容の期待に添えようと
努力しても意味のないことになります。
逆にクレームになります。
8.「責任の所在」を相手に戻す
すべてをこちらが語りすぎてしまうと相手は「先生が言ったから」と自分の人生の責任
をこちらに預けてしまいます。
スムーズな対話の中で答えを相手に言わせることで、相手自身の「納得感」と「覚悟」
を自然に醸成できます。
これを感じさせることが最終段階で得られる最重要ポイントです。

