自己肯定論の前に
自己肯定感を上げる話と、自分のネガティブ感情で落ち込んでいる人の対策は、別に分けて解説した方が良いようです。
不登校、引きこもり対策は「自己受容」と結論づける自己体験を売り物にする
専門業者もいますが、
親切に言えば、現在のマイナス状況を、他者比較や、あるべき論に影響されないで、自分を暖かく見つめてみることを立ち直りの原点とする考え方です。
自分の弱点を気にする人が
「セルフケァリング」と言う表現で説明しています。
「自己受容」よりも、わかりやすい表現です。
都合が悪いことも丸ごと認め、本音も受け入れる。
小さな欲求も否定しない。
自分が1番の自分の味方、自分を大事にされるべき1人の存在として扱う。
単に心地よい空間を作る事でなく、自分自身に対し愛を持って自分自身の存在感を尊重する。
こういう考え方をセルフケァリングと言っています。
単に現状を受け入れなさい、ではなくて、自分でケァ一して自力で立ち直っていく、この違いです。
この際、他人の理解者がいれば、もっと素早く立ち直れます。
自己肯定感の話は、ネガティブ感情がなくなってからの話です。
ここで大事な事は、感情を理解することであって、腫れ物に触るような対応することではありません。