占い本「気学入門」の間違い

大手出版社から出版された、プロ中のプロが書いた

気学(陰暦)の誤り

古い本ですが

1972年に青春出版から発行された

「気学入門」

この本は他の本に比べて勉強になった本ですが、

この本で解説されている内容と太陽暦での鑑定の違いについて書いています。

(気学は陰暦で鑑定してます)

専門的なので初心者にはわからないかと思います。

 

三鷹事故の解説

1972年3月28日三鷹で起きた700名以上の

負傷者を出した国鉄最大の三鷹事故について次のように書いています。

 

月と日は七赤金星

事故の起こった3月と28日は、気学で言う本命星は七赤金星に当たります。

七赤中宮星の九星盤は、東に凶暗示の五黄殺が位置し、西には大凶暗示の九紫の暗剣殺が位置しています。

 

しかも28日の九星日盤も、七赤金星の日であり、月と日の重なった日は、

凶暗示が非常に、はっきりと出る象意があるのです。

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陽暦の解釈では

もっともらしい事を書いていて、初心者は、この解説で納得できるようですが、陽暦で鑑定した場合は、

まず年で事故運(これは気学も同じですが、解釈ができていません。

 

年の解説がありませんが、この時の離宮の五黄殺の方が事故の暗示が強く出ています。これが日の事故と大きく関係しますが、その解説はありません。

 

月と日が同じの場合、凶暗示は少しありますが、事故とは無関係ですし、

月のことを本命星と書いているのは間違いです。月は月命星です。

 

日は事故運を表している

気学の日はあてになりませんが、

九星・気学では日が見れない

28日は、中宮で五黄殺(凶数)の事故運そのものです。

しかも午の日ですから坎宮で本命の一白が日破となり、傾斜すると、さらに

坎宮がトリプル凶数になっていますが、非常に落ち着かない不安定な日を

表しています。

 

陰暦では事故を表せない

気学の特徴は中宮の解説が中心です。

つまり中宮以外の大事な解説抜きが九星の限界です。

陰暦では、月も中宮は七ですが、これも事故を表してはいません。

 

九紫の解説の間違い

九紫を事故と書いていますが、完全な間違いです。

九紫の凶数の場合は、裏切られたと言う意味、または思うようにいかなかったと言うことで、本の解説では思い違いとか、見通しの甘さを書いていますが、

事故とは直接関係ありません

 

方位と事故は無関係

東とか西とか方向書いていますが、方位とは何の関係もありません。

気学では五黄殺を方位と関連付けて解説しています。

五黄殺

 

気学では事故は、解説できない

i結論から言って、気学では事故そのものを全く表していません。

通常、事故は、五黄殺かその凶数、また坎宮の凶数で、表されます。

 

五黄殺は、それだけで悪い意味ですが、凶数になるともっと悪くなります。

自分の運命が見れない九星の占い師

原文の一部再現

千葉県船橋市で起きた国電の追突事故 

事故が起きた3月28日は、月と日の両方で本命星が「七赤」であり、

凶の暗示が強く出ていたとされています 

 

電車が東から西へ進んでいた方向は、「五黄殺」や「九紫の暗剣殺」といった

凶の星が位置する方角に当たると説明されています 。

「九紫星」は「見通しの甘さ」や

「事故、ケガ」といった暗示があり、

これが事故の原因と一致している 。