自己肯定論と自己受容
自己肯定感を上げる
自己肯定感を上げる話と自分のネガティブ感情で落ち込んでいる人の対策は、別に分けて解説した方が現実的です。
不登校、引きこもり対策は「自己受容」と結論づける自己体験を売り物にする
専門業者や、心理学者の受け売りの心理カウンセラーもいますが、即、理解できません。
心理学用語や学者の説をそのまま使っているだけです。
「自分の中の弱さ(悲しみ、不安、孤独感)に気付いて、それを自分の一部として 認識できるようになると、それまで抑圧されていたものが徐々に統合されていき、 その人は、より厚みと深みのある人間へと成熟し、他者の弱さを受け入れる事 ができるようになります」は論理的な理想論です。
立ち直りの原点
わかりやすく言えば、現在のマイナス状況を、他者比較や、あるべき論に影響されないで現実の自分を見つめてみる事を立ち直りの原点とする考え方です。
理論的にはそうであっても、いきなり、この考え方を受け折れることには、
⇒防衛機制が働いて、かなりの無理があります。
「自己認識」
弱みを認識するよりも、強みを見出すの方が前向きで、表現も学者の言葉そのままよりも「自己認識」の方が受け入れやすいです。
「今のままでよいのだ」という現状肯定倫は、受け入れやすいですが、
良いわけなくて、弱みは弱み、欠点は欠点です。
例えば、不登校、引きこもりの原因となっている毒親が、子供のために素直に認めるでしょうか?
受けられやすい現実的対応
自分の弱点を気にする人が、
「セルフケァリング」と言う表現で説明しています。
「自己受容」よりも、現実的で受け入れやすい、わかりやすい表現です。
都合が悪いことも丸ごと認め、本音も受け入れる。
(肯定ではありません、まず、傷ついた自分をケヤーする)
小さな欲求も否定しない。
「セルフケァリング」
自分が1番の自分の味方、自分を大事にされるべき1人の存在として扱う。
単に心地よい空間を作る事でなく、自分自身に対し愛を持って自分自身の存在感を尊重する。
こういう考え方を「セルフケァリング」と言っています。
単に現状を受け入れなさい、ではなくて、自分でケァ一して自力で立ち直っていく、この違いです。
この際、他人の理解者がいれば、もっと素早く立ち直れます。
自己肯定感の話は、ネガティブ感情がなくなってからの話です。
ここで大事な事は、感情を理解することであって、腫れ物に触るような対応することではありません。